田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

Winnipegへの旅

 

カナダワーホリ時代の小さな旅日記。

 

✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼

 

f:id:kmtaetksk:20211010224158j:image

 

わたしが今住んでいるFlinFlon
ここに来るために
必ず通るのがこの町
Winnipeg

マニトバ州で一番人口の多いところ。

 


去年の夏
カナダに来る前のわたしは
カナダと言うとバンクーバー
それからトロントくらいしか都市の名前なんて知らなくて

うぃにぺぐ?どこそれ?てな感じでした。

今回訪れたのは4回目。
といっても、

いつもはただ単に空港がそこにあるから
という理由でその地に降り立っていたわけで
日本に帰るわけでもないのにウィニペグへ来たのは初。
なんできたかっていうと
ドナのお父さんが眼科へ、ドナが歯科へ行くのについてきたわけなんです。
(注:FlinFlonに病院がないわけではない)

フリンフロンからひたすら車で一直線(のように感じる)
周りは見渡す限りの広大な大地で
牛!馬!ときどき鹿!
道の途中、いくつかの町を通り過ぎます。
観光の本とかには載ってないような
人口500人とかの小さな町も。
おっきな都市も良いけど
のどかな町も好き。途中で可愛いお土産屋さんのCafeでお茶しました。

最初の写真はそのCafeの壁。

 

f:id:kmtaetksk:20211008214025j:image

 

ケースが可愛い。
上の写真の箸を買おうか悩みに悩んでやめました。
日本で買うより安いけど…MY箸持ってるし。
でも箸自体は日本のよりもちょっと太め。
カナダのヒトの手になじむサイズになってるんでしょーかね。

さてさてWinnipegに着いて一番に向かった先は本屋さん。笑
カナダにきて忘れてたけど
自分の大学の専攻ってなんだっけ?

Multiculturalですよ。

一年なにも勉強しなかったら絶対知識ぬけてく!
と危機感を感じましたので、ここらで勉強しなおしです。
"A Life Like Mine ~How children live around the world~"
"earth matters"など含め4冊購入。
写真もついたわかりやすいやつです。気合い入れて頑張ります。

 

次の日、ドナの病院の予約時間の前に
古着屋さんへ行きました。
Kidsコーナーでスカートを見る大学生がひとり。
買うつもりは全くないのにもかかわらず
タータンチェックのスカート、ジーンズスカートなどを持って試着室へ。
でできてびっくり
ドナがメキシカンの男のヒト三人と仲良く話しておりました。
いや、もう何も驚くことはございません。
いつもの光景。知らない人たちと仲良くなるのはドナの得意技。
日本人の感覚でいったらあり得ないんだけど
ここはカナダ。なんでもありです。


そしていつものように年齢を聞かれました。
「学生さん?」『あ、ここでは働いてます。』
「いくつ?」『…あててください。』
「んー……18?」『いえ、もう少し上です。』
「え?ほんとに?20?」『今年22になります。』

そこで衝撃の一言。

 

「12歳に見える!」

 

じゅ、、じゅうにさいって
18歳って言ったのも結構無理してたわけね。
童顔の上にいろけもなくて申し訳ないっす…。
たしかにKidsコーナーで服あさってましたけども。

以上、若さ更新の報告でした。


午後、二人とも病院を終え
日本文化センターがあるということで訪れることに。
入ってみると、見た目日本人のおじいちゃんおばあちゃんが!
でも言葉は英語です。
生まれも育ちもCanadaなんだとか。
少しぎこちないけど日本語も話せるみたいでした。
ここでは週に何回か日本語の教室をひらいたり
茶道を教えたりするそう。
だけど、ここ最近来る人がだいぶ減ったとおばあちゃんは言いました。
ちょっと悲しそうでした。

そんなとき、一人の男性が困った顔でやってきました。
そのヒトは日本の車(もちろん右ハンドル)に乗っていて
メーターの下に日本語の文字が出ているけれど読めない
と言いました。
さっそくわたしが見に行くことに。

そこでわたしが見たのは

「リヤランプ タマギレ」の文字。

いつの車だ?

男の人に質問。「後ろのランプ、つきますか?」
「いや、最近壊れたんだよ」
そーいうことなんですね。

リヤランプ タマギレ。

"The reae lamp dosen't work."って意味ですよー。

意味がわかった彼はお礼をいって去って行きました。よかったよかった。

一緒に写真を撮らせてくれない今年90歳になるおばあちゃん(70くらいに見える)に
夏にまた来ますと言って別れを告げ
向かった先はおばあちゃんお勧めの日本食レストラン。
久しぶりのお寿司と日本食に感動しました。
働いてる人もほとんど日本人。
こっちの大学に通っているという同い年の女の子にも会えました。
英語ぺらぺらだー
三年いたらこうなるのね。
わたしも一年でこうなるのかしら。

というわけでカナダにきて最も日本人に会った一日でした。

書きたいことはまだまだいろいろありますが
あと二つ。
ひとつはB&Bについて。
これはBed&Breakfastの略で、その名前から推測できる通り
眠るためのベッドと朝食付きの宿って意味。
高齢の方がやっていたりします。
ホテルで二泊しましたが三泊目はここ。


f:id:kmtaetksk:20211008214401j:image

 

部屋はこんな感じ。

 

f:id:kmtaetksk:20211008214532j:image

 

じつはこの家の主は現在不在。旅行中だとか。
え?あのー、、一応他人ですよー。
良いの?勝手に入って。
ドナとここの家の主は知り合いらしいけれど
それでも考えられません。

 

最終日、FlinFlonへ帰る前に
ちょうどこの町でロデオが開催されるということで見に行きました。
ロデオっていうのは
カウボーイたちが荒馬を乗りこなしたりと
とにかく身につけている技術を競う競技会。
結論から言います。


わたし これ好きになれない。

 

初めに見た種目が衝撃でした。
スタート地点から馬に乗ったカウボーイが
地面に繋がれているヤギめがけて走ってくる。
そんでもって馬を乗り捨て
持っているロープでヤギの前足後ろ足まとめて縛る。
ここまでのタイムを競うそうです。

やぎ あからさまに嫌がってます。
鳴き声が「助けて」としか聞こえません。

「何泣いてんだ、この日本人は」と周りは思ったに違いないけれど。

人の娯楽ために、動物たちの嫌がることをするのはどうかと思うのはわたしだけ?
いや、ただの独り言でした。


日曜の夜、無事に帰宅。
FlinFlonは今やもう、りっぱなわたしのホームタウン
見慣れた光景をみてほっとするわたしなのでした。


長い旅日記につきあってくださった方
ありがとうございました。

Mayu

 

 

 

2009/06/07 13:19

 

そろそろ旅にでたくなってきたー。

二年も日本にずっといると

海外行き来してたの夢みたいに思えてくるね。

来年こそはひょいっと越えていきたい。