田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

confession

きっとあれから十年以上経った今も

彼にとってわたしは特別なんだろうなって

自惚れてしまうほど

ずっとずっと想われていた。

 

わたしの大事な大事な男友達。

 

彼が別の町へ進学することになって

告白されたときにおもったこと。

 

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いつも隣には彼がいて

一緒に月を探した。

 


わたしは知っていたよ。
彼がどれくらいわたしを大切に思ってくれているのか。

告げられる

ずっとずっと前から。


わたしは知っていたよ。
彼の言葉はいつだって真剣だってこと。
お酒の入った人が言う「好き」とは
重みが全然違うってこと。

 

毎週のようにそばにいたあなたが
いなくなってしまうって

あとから絶対寂しくなるに違いない。

御飯を作って家族みんなで食べる

あなたは2scoops、わたしは1scoop
アイスクリーム片手に散歩する

草の上に寝転がって空を見上げる

猫を膝の上に映画を見る

変な日本語と変な英語で話す

 

夜には決まって
あなたの部屋の窓から
月を探した。


いつも二人でしてたこと。


日常が日常ではなくなるということを

当たり前が当たり前に来るわけがないことを

いま

あらためて気づく。

 

ほんとにありがと。


いつか日本で
もう一度あなたと会うでしょう。


楽しみにしてるから。ね。

 

 

2009/08/13 03:19

 

21.10.17 加筆修正

 

ちなみに彼と会ったのはこれが最後ではなく、わたしが帰国するまでに数回会ってて

向こうの町でしっかり彼女つくってたのに、わたしへの態度は相変わらずで、ほんと自分が別枠なんだなっておもってたよ。

さらにそのあと日本にも来てくれた。

 

ただ、そのとき

わたしがしている恋愛を彼は理解できなくて

色んなことを否定されて、わたしは泣いてしまって、彼は謝ったけど、うまく飲み込むことができなかった。あれから何だかきちんと話せていないな。繋がったままではあるけれど。

 

ごめんね。

 

わたしにとって、特別なひとのひとりだよ。

昔も

今も、変わらない。