田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

母校で授業

をしてきました!

と、いっても今はオンライン授業なるものがございまして、初のZoom授業。

立教大学一年生の「基礎演習」という科目で、いくつかの実践を通じて調査・研究とは何かを体感してもらおうという趣旨の授業だそう。


そのなかの今年度のテーマが

「農山村社会と移住者」

 

いやほんとそのまんま自分のことかって感じですね。

わたしがどんな経緯で今のこの中山間地域と呼ばれるところへ移住したのか

移住したその場所はどんなところなのか

どんな活動を何のためにやっているのか

その活動をしたあと、どんな効果があったのか

実際に住んでいる人たちは移住者をどうおもっているのか

などなどなど。

 

この地域にはいって、七年目。

はじめは人との関係性だったり、田舎の保守的な感じが自分のイベントを企画する上で壁になったり、たくさん上手くいかないこともある中で少しずつ歩みを進めてきて、今に至る。

もう誰も、無農薬で米は育たない、と言わなくなった。

はじめは何でも「そんなことできない」と言われたけれど、その中でも出来ることを見つけて実行した過去が積み重なっているからこそ、信頼みたいなものが生まれたとおもっている。

 

もう地域おこし協力隊でも、観光親善大使の小松姫でもない今のわたし。

だけど、そのときの繋がりで声をかけていただいたり、今でも「姫」と呼んでくれるひとたちがいる。嬉しい。確実にその経験はここに生きている。

 

わたしが地域活性化を目的として様々な取り組みをしたことが、どれだけの影響力だったか、効果はどうだったのかは数値的なものをきちんと出していないので難しいけれど

当時メディア露出がいちばん多い協力隊として有名(?)だったので、広報的な意味では何もやらないよりはよかったんじゃないかな。たくさんの人に活動を知ってもらえていたとおもう。

全国放送のオファー以外はだいたい全て受けさせてもらった。新聞、ラジオ、地元のテレビ、パンフレット、イベント出演。ほんと忙しすぎていつの間にか終わった感じしてる…

貴重な経験を沢山させていただいた。

今も変わらず、この地域のためになることなら何でもしたいとおもっています。できる範囲で。

楽しくね。

自分の好きなことや楽しいこと

わくわくすることは人に伝わりやすいから。

ここに住むひとも、自然も、大好き。

だからもっと自分の住むこの地域が元気になればいいな。

今の自分にも出来ることを

出来る限りで進めていきます。

 

今回この授業の講師を引き受けたことで

移住してから今までを振り返る時間をいただき、これまで感じてきたことを整理出来たようにおもう。

生徒さんたちからも、そんな角度からこの地域を見るのか〜面白いな〜と新しい視点を貰えました。

ありがとうございました。

 

それにしてもプレゼンは何度も経験しているはずなのに、なかなか上手くならないな。人に伝えるって難しい。がんばろ。

 

ちなみに

わたしはWiFi環境も整えてない山の上で暮らしているため、オンライン授業をするにあたって、長野市のナノグラフィカさんを使わせていただいた。

たまさん、ありがと。


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素敵な場所だった。