夢を見た。
大好きなひとの、夢。
付き合ってた訳じゃないけれど、ちゃんと相思相愛だったひと。
「貴方の夢を見ました。元気にしてるといいな。」
1年半ぶりに送るメッセージは、たったそれだけ。
一日の終わりに返事が届いた。
『最近はたまに思い出してます、帰ったら会いたいなぁって。ばれたかな。』
会いたいと言って
会いたいと返ってくる
その関係性だけで、幸せ。
好きな人は好きなまま。
思い出もきらきらしたまま。
宝箱にそっと閉まって
時々思い出したように開けては
眺めて物思いにふけるの。
今日もわたしは好きな人たちのことを考えてて、
みんながそれぞれ幸せだといいなあって願ってる。
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『急に帰ってきちゃった』
なんの前触れもなく届いたメッセージ。
戻ってきたら連絡しますね、は
社交辞令じゃなくて、ほんとうに連絡がきて
やっぱりスタバで会うことになった。
一緒にいた頃のことは、遠い昔なような
つい最近なような不思議な感覚。
その頃とずっと変わらず優しい雰囲気の彼のままで
可愛い笑顔で
ほっとして
そのときと何も変わらないみたいに
たくさん思い出話をした。
話すと元気がもらえますって
会えて良かったですって言ってくれて
それだけでも嬉しかった。
変わらず綺麗なままですねって。
ねえ
生涯推すから、早く戻っておいで。
なーんて、わたしのわがままだけど。
幸せな一日をありがとう。
またいつでも連絡待ってるよ。