田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

初節句

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つい最近、9ヶ月になった娘は

出来ることが沢山増えて

いつのまにか赤ちゃんからお姉ちゃんになっている気がする。

周りから見ればまだ赤ちゃんなんだけどね。

 

スウェーデンに着いたばかりの頃は

まだ寝返りもできずそこに寝ていて

手足をばたばたさせているだけだったのに

 

自分の意思でしっかりと立って

自分の意思で手を伸ばす。

ママじゃないと嫌期&後追いが始まって

すぐに泣くようになった。

以前は眠かったりお腹がすいた時に泣いていたけれど

今の涙は自分の意思がある。

上手くいかない、ママがいない、抱っこして

 

ちゃんと育ってるんだなあ。

ママになっても9ヶ月で

まだまだ出来てないこともあって

そんな自分が嫌になることもあった。

でもさ

一日の全てを娘中心で考えて

離乳食の三回、おむつ替えや寝かしつけ

娘が毎日笑ってるなら

それが答えで

私はきっと頑張れてるんだよね。

出来てないことよりも出来てることを

もっと褒めてあげよう。

 

節句

おめでとう。

これからも健やかに育ってね。

 

料理のつれづれ

スウェーデンにきても

夫と食べるものは日本のものとあまり変わらない。

味付けは醤油、みりん、すりおろした生姜なんかをよく使う。

せっかくだからスウェーデン料理も覚えるね!と言ったら

今のままがいい!!と夫に言われた。

仕事場のひとたちにも日本料理が食べられるなんて羨ましいと言われているらしい。

 

夫とよく作るものはラーメン。

インスタントじゃなくてスープからつくる。

ついに麺もつくりたいと言い始めたので

家にあったパスタをつくる機械でチャレンジ。

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初めてにしては上出来。

うどんよりは細く、そうめんよりは太いラーメンの麺ができた。

手作りの方が小麦の味がしっかりしてもちもちする感じ。子にも安心して食べさせられるね。

 

ついこの間は、餃子が食べたいとおもったのに

近くのスーパーには餃子の皮がなかった……しょんぼり(アジアンストア行けばあるけど少し遠い)

というわけで、皮も作るかと綿棒で伸ばして作っていたら

夫の方が几帳面なのでしっかり型抜きして手伝ってくれた。

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こんな感じで

外国に住むと料理で出来ることが増えていく。

日本がいかになんでも簡単に手に入るかということな気もするけど。

 

お菓子作りもよくするよ。

チョコチップのバナナパウンドケーキとか

シンプルにプレーンのクッキーとか。

子が成長したら一緒におやつ焼きたいな。

 

今日は

そんな日々の料理つれづれでした。

 

 

 

 

2024年抱負

年明けてすぐ、日本で起こっている地震や事故などの心を痛めるニュースがよく入ってきて

 

個人的にはつい最近まで連絡を交わしていた人が亡くなって、急いでお花と弔電の手配をした。

 

大好きな漫画家さんが命を絶ったというニュースにも苦しくなった。

 

こんなにもしんどいことが起こる中

私のそばにいる天使はこの1ヶ月で凄まじい成長を見せてくれていて

前に進むのも大変だったクリスマスとは

比べ物にならないスピードでハイハイをし

いつの間にかつかまり立ちも習得し

後追い&よじ登ってくる我が子の可愛さに

文字通り

救われていた。

 

歯もはえてきて

もぐもぐするのも上手くなった。

長かった前髪をファーストカットして

亡くなったおばあちゃんの髪と一緒にしまった。

近くに生を感じるようになると

死も近く感じるようになるのね。

 

わたしは

明日この命が終わるとしても

ああ私の人生最高だったなって振り返られる


そう思っていたのに

自分よりも大切な命が生まれたことで

この子が大人になるまでは

死ぬわけにはいかないと

そう思ってしまった。

 


この子の振袖姿がみたいよ。

 


あらゆる災難から守りたいよ。

 


この子のおかげで、未来がこんなに楽しみになってしまう。

 

嬉しいことだね。

 

2024年の抱負は

家族みんな健康に過ごすこと

一緒にいる時間を大切にすること

 

それよりも大事なものなんて

この世の中にはないって言い切れるな。

 

私だけでなく皆様にとっても

2024年が

さらにきらきらした年になりますよう

心を込めて

お祈り申し上げます。

 

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北欧のクリスマス

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義祖母家で過ごすクリスマス。

夫にとっては毎年恒例、わたしとお子にとっては初めての北欧で過ごすクリスマス。

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ユールボードと言われるクリスマスのご飯は

日本のおせちみたいだな

とおもった。

沢山の料理をイブの日に振舞って、そこから数日かけて食べるらしい。

そして食べる順番も決まってた。面白い。

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ちなみにこれは伝統的な農村でのクリスマス準備を描いたもの。毎日少しずつ準備するんだって。


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ルチアの日に食べるというサフランのパン。

わたしも何度か焼いたけど、義祖母のサフランパンは流石すぎた。どうやってこの形で焼くんだろう。プロ。

26日まではまだクリスマスって感じで

そのあとは年末までゆっくり過ごす。

夫は有給をあわせて24日から10連休をとっていたので、これは日本でいうゴールデンウィークみたい。いや正月休みかな。それほどクリスマスを家族で過ごすことが大切らしい。

 

いつもはお仕事で家にいない夫がそばにいて、お子は嬉しそう。

小さすぎて記憶には残らなくても、たくさんたくさんお写真撮ったからね。

大きくなったら見返そう。

 

実母が日本から送ってくれた年越しそばは

義祖母家に持ってくるのを忘れてしまったので1日に食べます。年越したそば。

 

2023年は愛しいお子が来てくれて

人生で1番幸せな年になりました。感謝。

2024年の成長も楽しみ。

 

それでは皆さま素敵な年の瀬をお過ごしください。

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Julmarknaden

ゆーるまくなでん

クリスマスマーケット、という意味。

北欧にきて初めて行ってきました。


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ひとひとひと

沢山の屋台とクリスマスの飾りや食べもの

聴こえるクリスマスソング

なにやら美味しそうな匂いもする


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夫がクリスマスに飲むんだよと

甘いホットワインを買ったのでひとくち貰ったのだけど、ワインが苦手な私もこれなら飲める。あまい。glögg グロッグと言うそう。

それとジンジャークッキー(ペッパーカーカ)も一緒に。

 


クリスマスが近づいてきて、色んなところがイルミネーションで彩られ、きらきらしてくると暗い冬の北欧も悪くないなっておもうよね。

 


お子にとっても初めてのクリスマス。

記憶に残らなくても写真に沢山残しておこう。

クリスマスプレゼントは何にしよう?

わたしはもう君がいたら何もいらないね。

 

もうすぐ。

 

 

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スウェーデンのお葬式に参列した話

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夫の親戚が亡くなったので、初めてスウェーデンでのお葬式に参列してきました。

まず日本と違うのは、亡くなってから結構時間が経ってお葬式が行われること。すでに骨壺があって、式の最後にみんなでお墓の前の穴にその壺をいれ、周りにお花を手向けるということをして終わった。

このとき、私はつい手を合わせてお辞儀をしてしまったんだけど(日本人!)それにつられて、夫もお辞儀してた。笑

 

式の最中は何度か歌を歌いながらピアノを弾く人がいたし、わたしたちも途中で歌を歌った。

その間に写真や動画を撮る参列者もいて、日本ではお葬式で写真撮るひとなんているかしら……と思ったんだけれど。(いないよね?)

一時間ほどで式は終わり、その後喪主の人の家でご飯会があって、合間には亡くなった方との思い出をみんなに話す時間があったのが印象的だったな。そして話し終わって『Skål!(乾杯!)』と言って飲み物を飲む。

日本よりももっと軽やかな感じだった。

もちろんしんみりはするんだけど、懐かしむ、みたいな感じ。

色んな思い出の写真がスライドで流れてて、素敵な家族だったんだなあと伝わる。

亡くなった方の奥さまが前の年に亡くなっていたんだけど、きっと天国でまた仲良く過ごしてるわね。

 

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

 

 

 

min födelsedagen

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タイトルは「わたしの誕生日」

初めてスウェーデンで祝うお誕生日

お子が生まれてから初めての誕生日

 


いつもどこで何するか必ず言う夫が「ちょっと町に用事があって」と濁すから、わたしの誕生日ケーキでも取りに行くのかなとおもったら、やっぱりそうだった。

当日、みんなでお茶する時間に出てきたのは

わたしが好む生クリームのケーキ。

いちごはこの時期にないので、ラズベリーののったケーキ。(一年中いちごのケーキが食べられる日本は、環境にはよろしくないよね、などと考える)

ちなみに、スウェーデンの生クリームはあまり甘くない。日本の生クリームケーキが恋しいけれど、夫が私を想って用意してくれたこのスウェーデンのケーキはとってもとっても嬉しかった。

 


いま住んでる場所から離れて、この静かな海に囲まれた島の別荘で祝ってくれた特別な日。お子は日本じゃなく、スウェーデンで初めて海をみたの。夫の腕の中から、不思議そうに見つめてた。その目にはこの世界はどんな風に映ってるかな。

 

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わたしは今、あなたが生まれてそばにいて、たくさん笑ってくれるから、毎日きらきらしてるよ。

35年間生きてきて、成長するほどに自分で選択出来る人生に幸せは増えていったけれど、間違いなく今がいちばん。

 


36年目の誕生日プレゼントは

この子がそばにいることね。

 


はっぴーばーすでー、わたし。