田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

初の北欧旅行から6年

f:id:kmtaetksk:20220202133845j:image

国際関係の大学に通ってたくらいなので、学生時代からお金が貯まったら海外に飛んでたひとなのだけど、ヨーロッパは可愛い建物とおしゃれなひとたち、洗練されたイメージが強くて、わちゃわちゃした東南アジアや色んな人が集うアメリカみたいなところが好きだったわたし的には行きたいと思ったことが一度もなかった。

初の海外はフィリピンの孤児院に子どもたちのお世話をしにいったりしてたからね。

そんなわたしが北欧へ飛ぶことになったきっかけは、間違いなく「好きになったひとが北欧人」だったから、だ。

6年前の北欧初旅行は、途中から母親と現地で合流してスウェーデンデンマークを観光。

うちの母は、英語もほとんど喋れないのだけど度胸はあって、誰とでも仲良くなるし、身振り手振りでちゃんと伝える。この親にしてこの子あり、とよく言われる。思い切りの良さは母親譲り。

また親子で海外旅行したいなあ。

デンマークの後、母は帰国してわたしはひとりでノルウェー入り。

ノルウェーにて出稼ぎに来ていたスウェーデン人からナンパされたのだけど

「俺のうちからフィヨルド見えるよ?見にこない?」みたいな台詞に笑った。

「俺のうちから東京タワー見えるよ?見にこない?」みたいな感じかな。今はスカイツリーか?それとも富士山?

まあ勿論お断りして、手渡された番号も速攻捨ててしまったけれど、あのナンパで成功した人は過去にいたんだろうか…?とちょっと気になった。

ノルウェーではゲストハウスに泊まって、そこに泊まってた他の国のひとと夜景見に行って、オーロラツアーを申し込んで、犬ぞりなんかもした。あれ、こんな色々してたっけ。そしてまた彼に会いにスウェーデンに戻る。みたいな。

 


まわりの国際恋愛するひとたちは、なかなか普段会えないということもあって、再会したらずーっとパートナーと一緒に時間を過ごすひとも多いけれど、わたしたちは最初から違った。お互い一人旅をする時間がある。その自由な感じが気に入っていて、それでまた彼の元に戻ったときに「おかえり、どうだった?」と、旅の話を楽しそうに聞いてくれるのがとても好きだった。

初めての北欧は、わたしになんでか懐かしさをくれて、全く何も困らないくらい馴染んで、ああきっとわたしはここに住んだことがあるんだなとそう思った。そして何度だって戻ってくる予感さえして、それはほんとになった。また必ず飛ぶ。

コロナ騒ぎで二年以上飛べてないけれど、わたしは北欧に行くよ。それだけはわかる。

今年こそ、国境が開きますように。自由に行き来できる日々が、また戻りますように。

 


6年前を思い出したのは、Facebookの思い出機能のせいです。何年前の今頃何してたってでるやつ。それにしてももう6年前なのね。

キミにも北欧にも、丸ごと恋して7年目。

この先もずっと恋してそう。