田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

ともだち

 

ひとつの、恋がおわったときのキロク。

 

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つらいとき
泣きたいとき
苦しいとき

わたしには

抱きしめてくれる友達がいた。

わたしのかわりに

怒ってくれる友達がいた。

 

それだけで十分。
わたしは大丈夫。

みんながいてくれたら
幸せでいられるよ。

 

 

 

まさかの展開に頭は追いつかなかった
何が起きているのか
理解するには時間がかかった

そしてすべての事情が飲み込めたとき
こころにぽっかり穴があいている気がした
その日にバイトがはいっていなかったことが
せめてもの救いだと思った

 

今までこころにひっかかっていたものたちが
繋がってゆく

気づくことは できたはずだったのだ
それでも信じていたわたしは
ただのばかだったのかもしれないけれど

それでも
それをやめることはできない


一晩中泣いた
そのあとは
泣き足りないはずなのに
涙は出なかった

そんなとき
ともだちからの電話

迎えに行くことはできるけど
歩いておいで
って電話

あったかくしてくるんだよ


その日一歩も外に出なかったわたしが
初めてドアを開けた

外は寒かった
その頭の痛くなるような冷たさが
わたしをしゃんとさせる

友達の家まで歩いて10分くらいだろうか

ドアをノックしたわたしを
すぐさま迎え入れてくれた
そして
抱きしめてくれた

わたしは友達ふたりに抱きしめられて
もう一度泣いた

 

 


わたしは
幸せなのだ

辛いことを一緒に抱えてくれる友達がいる
嬉しいことを一緒に喜んでくれる友達がいる

幸せだ

 


2010/01/04 22:33

 

21.11.04 加筆修正

 

ずっと実らない片想いをしていて

それに疲れてしまって

諦めよう、としたときに

仲良くなったホッケー選手と始まった恋は

あっという間に終わりを告げた。

 

何があったかは

わたしの心の中にしまっておくかな。

 

今も今までもずっとそうだけど

何が起きたとしても後悔する恋なんて

ひとつもなかった。

 

どんなときでも逃げずに、どんなに傷ついてもまっすぐに、誰かを愛することをやめないのは、そこから多くのことがもたらされることを、肌が知っているから。

 

きっと今この瞬間にも。