田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

四季の女

「貴方は四季の女って決めてる」

 


と言って、春夏秋冬の季節ごとに連絡がくるひとがいる。

 


いつも美味しいご飯を一緒に食べて、色んなお話をするのだけど、とても楽しい。

政治の話も、戦争の話も、農の話も、不思議な話もなんでもあり。

 


社会人になりたての時、官僚の彼にデートに誘われて、そのひとには一切恋愛感情はなかったのに、話が面白すぎてよくご飯いってたなって思い出す。賢い人とのご飯って楽しすぎるのよ。色んな世界を知れる。

 


この、りんご農家のおじいちゃんもそう。

 


先日呼び出されて向かったら、もうひとり女性が来るということだったので、待っていたら久しぶりに会う移住の先輩だった。嬉しい。

 


「このひと、愛人にランクあるのよ」とその先輩がいうから、

「わたし、四季の女なんですよねえ」って言ったら

「あら、わたしなんて近いから呼べばすぐ来ると思って都合のいい女扱いよ」と笑った。

 


彼女の近況報告で田んぼの話やぶどうのこと、お子さんの成長のことなどを聞いて、わたしもそういえば七月に、と予定を伝えたら、びっくりするくらい飛び跳ねて喜んでくれた。やっとだねえって。

 


そしてすかさず「ショック受けてるでしょ」と、彼に話しかける。

「このへんの下心がショック受けてるけどね。でも人妻って響きもいいよね」

いいんかーい。

まあ、そんなこんなですが

これからも変わらず仲良くしてください。

 


りんご農家の彼がこの時期に持ってきたのはりんごではなく、自分で育てた無農薬のいちごたちだった。

 

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次はいつ連絡くるかなって

毎回楽しみにしてます。

 

いつもありがとうございます。