田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

理由

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ワーホリをカナダに決めた理由は

流れに身を任せていたら

みたいなところがある。

いや、もちろんその流れは自分で引き寄せてるんだけど。

 

昔から、何かを欲した時にしかるべきやり方を辿ればきちんと自分の手にできることを覚えていて、それが間違っていると事は上手く運ばず、出来ていればあっという間に全てが進んでいく。ずっとそうだった。

 

一度この場所を訪れて、ああここにいたいなあと感じて、受け入れるよという人がいて、あとは何も躊躇うことはなかったように思う。

 

父は初海外をフィリピンでのボランティアに選んだとき、心配から反対したので

まずは母に相談をし、自分で全て用意できるなら、ということで応援してくれた。渡航費用や一年の滞在費を工面することもビザの申請も何もかも、全て自分でした。代行も頼まず、もくもくと準備を進めたね。

全てを自分でオーガナイズすることは、自分の自信になったし、その後のわたしをつくる糧になった。

ビザを取った後に父に報告をして

もう何を言ってもこの娘は止まらないんだろうなと諦めに似た何かを感じたけど、心配だけはわかってるよ。どんなときも。

「日本にいようが海外にいようが死ぬ時は死ぬ、だから好きにやりなさい」という母がいてくれて、とても有難かったし、今も感謝してる。

 

前置きが長くなってしまったけど

当時ここに来た理由を考えてる記事。

 

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なんでカナダに行ったの?

友達が聞いた。
なんでなんだろう?

いや、本気でわかんない。

去年の夏にここへきて
日本に帰ったあと
すぐにビザの申請をした。

時々自分の行動の早さに
もう一人の自分は驚いている。


そんでもって
すべての理由は後付けである。

 

なんていうか
昔から自分に自信はなくて
特に誇れるものもなくて

でもここなら
なんでもできるような気がしたから。


だからきっと
いまここにいるんじゃないかって思う。

 

飛行機に乗って国を飛びだしたら
自分に羽が生えたような気分になって
そう
空を飛べると勘違いするように。


いつも初めて会うヒトに
なんできたのって言われると
えーごを学ぶためって答えるけれど

理由なんてのはたくさんあって
理由なんてのは一つもないのかもしれない。


じぶんにぴったり合う場所がどこかに絶対あるんだよ
って友達がいって

それを探したいとずっと思っている。

 

知ってる人は知ってると思うけど
わたしが口を開けば出す場所は
「スイス」と「インド」で

お金を貯めていこうと思えば行けるのに
これまで行かなかったのは

思い入れが他の場所とは違うから。
ただの旅行では到底行く気になんかなれないのだ、なぜか。

それにまだ呼ばれていない。

呼ばれる場所は必ずあって

いまここにわたしがいるのも
呼ばれたからであって

いつしかその特別な場所に呼ばれることを
いまかいまかと耳を澄ませて待っている。

 

結局
理由なんてのはたくさんあって
理由なんてのは一つもないのかもしれない。


わたしのカナダにきた理由はそんな感じで。


ちなみに今日は
5月なのに雪が降りました。
まだ冬?

好きだけどね、雪。
そこにも理由はないよ。

雪を見て
無条件に喜ぶ犬と子どもとおんなじ。

 

 

 

 

 

 

 

 

2009/05/07 06:04

 

21.10.06写真追加・加筆修正

 

憧れの土地にはまだ呼ばれていないけれど、学生時代に全く興味のなかったヨーロッパをこんなに行き来するようになることも、想像してなかったね。そこも初めて降り立ったとき、なぜか懐かしい感じがして、不思議だった。

呼ばれれば行くよ、どこへでも。