田舎暮らし、ときどき北欧。

夢をカタチにするまでの軌跡。

好きなひとへ

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秋から冬へと移り変わる時期に出会ったから

思い出すのは

柔らかく差し込む光と

散りゆく前の紅葉の色。

 

 


わたしはいつも

彼の書いた文字に

胸をときめかせてた。

 


その文字が

彼の指先から紙に写し出されていく様子を傍で見られたのは

ただただ幸せな時間だったな。

 


もうこれ以上

一緒にいられないなあと感じた日

それでも自分がしんどくならずに

どうやったら愛をかけ続けられるのだろうと

自分を犠牲にすることを手放したら

ちゃんとそこに別のひとが入って

その部分を満たしてくれて

 


同じタイミングで

わたしのところにも人生の大事な部分を満たす出来事が起こって

 


こうなることが決まっていたみたいに

今がある。

 

 

 

 

過去の甘い記憶が

手放す決意をさせてくれなくて苦しんだのだけど、わたしは君が少しでも向き合おうと努力してくれるのならば、別にまだまだ苦しんでもかまわないとおもってたんだ。

 


このまま次へいって、お互いがとても傷ついてしまうのなら私の元で様々な感情と向き合ってくれたらよかったのに、と、おこがましいけれど思う。

悲しみも痛みも。

 


わたしはきっと何があっても、君を好きなことを諦めないから。

絶対に好きなままだから。

君を嫌いになることなんて、天地がひっくりかえったとしても絶対にないから。

どれだけわたしを傷つけたとしても

ここに、いるから。

 

 

 

せめて今一緒にいるひとが

ちゃんと愛のある人だといい。

そしたら何があったって磨かれていくしかないもんね。

 

 

 

わたしの周りには

どんなわたしでも好きだよと言ってくれるひとたちがいる。

その安心感を、わたしはまた自分の好きなひとに与えられたらなとおもってたの。

 


結果、わたしたちは離れてしまったけれど

君が必要なら手を差し伸べるし

今も、これからも大切に想ってるよ。

 


例えばこれで十年経って

「まだ僕のこと好きですか?」

って突然連絡をよこしても

「もちろん好きなままよ」

と答える未来しか見えないと、本気でおもう。

 

 

 

だから

ただ安心して

幸せでいてね。